.ロータリーは、1979年にフィリピンの子どもたちにポリオ予防接種をはじめて以来、パートナー団体とともに懸命に活動を続け、全世界でポリオの発症数を99パーセント減らすことに成功しました。今、あと少しでポリオを撲滅できるところまできています。しかし、撲滅を完全に成し遂げるには、皆さまからの支援が欠かせません。支援にはさまざまな方法があります。わずかな時間でも、長時間を費やしての支援でも、世界でポリオを撲滅して、子どもたちを一生ポリオから守るために、“一人ひとりにできること”を実行することが大切です。

ご寄付

ロータリアンはこれまで、122カ国、20億人以上の子どもたちへのポリオ予防接種を支援してきました。わずか60円ほどのワクチンで、一人の子どもを生涯、ポリオから守ることができます。

ポリオ撲滅への関心を高める

ロータリーのポリオ撲滅活動を多くの人に紹介しましょう。
•フェイスブックやツイッターでポリオについての投稿をする
•フェイスブックやツイッターでポリオ撲滅活動の最新情報をフォローする
•意見記事や投書を送って、メディアの協力を得る

アドボカシー活動

議員や政府関係者など、国レベルでの支援に影響を与えられる人びとにもポリオ撲滅の重要性を訴えましょう。
•世界のリーダーにポリオ撲滅活動への支援を訴える署名運動に参加する
•政府関係者に支援を呼びかける書簡を送ったり、ロータリークラブの例会に招いたりして、活動の支援方法を説明し、協力を求める

ロータリーカードを利用してポリオ撲滅を支援

ロータリーのクレジットカード（会員専用）を利用して、ポリオ撲滅をはじめとするロータリー財団の人道的支援活動をご支援ください。

ロータリー財団の歴史

1917年、アーチ C. クランフRI会長が「世界でよいことをするために」基金の設置を提案。この基金が1928年に「ロータリー財団」と名づけられて国際ロータリー内の新しい組織となり、現在のロータリー財団にいたっています。

財団の成長

1929年、財団は初の補助金500ドルを国際障害児協会へ贈りました。この協会は、ロータリアンだったエドガー F. “ダディー” アレンが創設したもので、後に「イースター・シールズ」（米国の慈善団体）となりました。

1947年、ロータリー創設者のポール・ハリスが亡くなると、多くの人びとから国際ロータリーに寄付が寄せられました。この寄付は「ポール・ハリス記念基金」となって、その後のロータリー財団の発展のために役立てられました。

財団プログラムの変遷

1947年
財団初のプログラム「Fellowships for Advance Study（高等教育のためのフェローシップ）」を開始。このプログラムは後に「国際親善奨学金」として知られるようになる。

1965～66年
財団が新たに「研究グループ交換（GSE）」「Awards for Technical Training（技術研修のための補助金）」「Grants for Activities in Keeping with the Objective of The Rotary Foundation（ロータリー財団の目的を果たす活動のための補助金、後の「マッチング・グラント」）」の3つのプログラムを開始。

1978年
「保健、飢餓追放、人間性尊重（3-H）補助金プログラム」を開始。3-H補助金のプロジェクト第一号として、フィリピンの600万人の子どもたちにポリオの予防接種を実施。

1985年
全世界でポリオの撲滅をめざす「ポリオプラス・プログラム」を設置。

1987～88年
初めての平和フォーラムが開催され、これが「ロータリー平和フェローシップ」創設のきっかけとなる。

2013年
世界中のロータリアンがグローバルなニーズに応えられるよう、新しい補助金モデル（地区補助金、グローバル補助金、パッケージ・グラント）を導入。

1917年に26ドル50セントの寄付から始まったロータリー財団は、10億ドル以上の寄付を受けるほどの大きな財団に成長しました。財団はこうして多くの方々に支えられ、人道的分野や教育面での支援活動を続けています。